こんにちは、このサイトの管理人「ミネルバのフクロウ」です。
ここはサイトと管理人の紹介のページです。サイトの目的を説明しています。また、わたくし「ミネルバのフクロウ」と哲学の関係やわたしの夢もあわせて紹介しています。
哲学をゼロから学べるサイトです
みなさんは哲学と聞いてどのような感想を持たれるでしょうか?
哲学へのマイナスイメージを吹き飛ばす!
- なんだかムズカシそう…
- きっとつまらない…
- ゼッタイ役に立たない!
もしかすると、このような感想をお持ちかも知れません。
そのような方、少しお待ちください!このサイトでは上のような思いを台風の前の100円ライターの炎のように、フッフーと消し去ることを目的にしています。
そして、
- 哲学について興味がないわけではないけど、勉強はメンドクサイ
- 哲学を学びかけたけど、途中でやめてしまった
- とくかく簡単に哲学に触れてみたい
と言う方、よくぞいらっしゃいました!
このサイトでは、哲学についての話題、哲学者の面白いエピソード、人生やビジネスにも役に立つ哲学的なものの見方を日々紹介していきます。
これを見たからには、「哲学ってなんか変な学問だと思ってたけど、なんか面白いじゃないか…おまけに意外と役に立つゾ!」という風になることでしょう!
…少なくとも、少しで面白く、役に立つものを紹介できるように頑張っていきます!
ミネルバのフクロウって?
ミネルバ様はワタシの飼い主で知の女神
「ミネルバ」とはローマ神話に登場する「知恵」や「戦い」をつかさどる女神サマです。ギリシャ神話に「アテナ」という女神サマが登場しますが、この方と同一人物とされています。
わたし、フクロウはミネルバ様に飼われています。人間の皆さんが悩んだり、困ったりしているときに、ミネルバ様は、わたしを皆さんの元にお使いに出されます。お金ではなく、そっと「知恵」を授けるために。
ただ、わたしもまだまだ未熟者。勉強の真っ最中なので、皆さんと一緒に学んでいければいいな、と考えています。
突然だった哲学との出会い
さて、このわたし「ミネルバのフクロウ」は、長く人間の皆さんの世界にやってきて、もはや「おっさん」と言われる年齢になりました。
私と哲学のつながりは小学生時代に遡ります。記憶がはるかモヤの中でほとんど思い出せないようなまだ一桁のお年頃で、数少ない思い出として鮮明に残っているものがあります。
忘れもしない、静かにするべき小学校の図書館で、悪友とふざけて遊んでいるときでした。
鼻水をたらしたその悪友が突然、こんなことを言ってきたのです。
「ねー、フクちゃん、ジュルっ(鼻水の音) ジブンがなんでこんな風におるのか考えたら、コワくならん? ジュルっ(鼻水の音)」
!!! な…に…??
打ちのめされたように、体がこわばったのを覚えています。
そういえば、私もモノゴコロついた時から、なんとなーくですが、こんな疑問をもっていました。
大なり小なり、みなさんもこのようなことをフシギに思った経験はあるのではないでしょうか。私もおそらくは人並みにこんなことをフシギに感じていたように思います。
でも、子どもなりに大変な日常。毎日の宿題をどうやり過ごそうかとか、親に怒られないようにうまい言い訳はないかなとかばかり考えるなかで、そんな問いは頭のどこかに追いやられていたのです。
そんな時に、鼻水を垂らした友達がそんなことを言うものですから、もう大変。
四六時中、「ボクはどうしてボクなんだ!」と、存在論的疑問のとりことなってしまう、やっかいな子どもとなってしまいました。
その後は、まぁどうにか普通に過ごし(今も普通に過ごしていますが)、学生時代には本格的な哲学に出合い、一時は研究者に憧れたり…などと若い夢をみていました。現実には、お金がなかったり、頭脳が及ばなかったり、その他いろいろありまして、進学を諦めていました。今はサラリーを頂きながら、上司の命令に従う毎日です。
執念で大学院へ進学 メリットは何もない…
そんな中でも、日々の業務の間に雑多な本を読みあさり、頭の中にガラクタがたまってきたころ、ついにひょんなことから、大学院に進学することになってしまいました。我ながら、なかなかしつこいです。
大学院では、「生命倫理」を専攻しています。生命(いのち)について倫理的に考える学問分野です。倫理学とは形而上学、論理学と並ぶ古代哲学の3本柱の一つ。嗚呼、やっぱりならず者の道に来てしまいました。
お金になるか? MBA(経営学修士号)みたいにはお金にはならない…
カッコいいか… ITみたいにカッコよくない…
でも、生きている人には必ず命があります。そしていつかは死んでしまいます。
生きているわたし、いつかは死んでいくわたし、そのような人間の在り方について考えることも、ときには必要かな、と思ったりしています。
それでも哲学はオモシロイ!
というわけで、現在はサラリーパーソンと大学院生という二足のわらじを履くおっさんとして、バタバタと飛び回っています。
そして、子どものときに沸き上がった「自分が存在するというフシギ」について、いまだに何の答えも出ないまま考え続ける日々を送っています。
哲学なんて考えてもお金にもならなければ、モテるわけでもない…
でも、
どうして自分が存在するのか。
どうして正しいと主張する人同士が争うのか。
どうして、夕焼けはあんなに美しいのか。
どうして私はいつか死ぬのか。
忙しい日々の中で、時にはこうした問題を考えることは、もしかするととんでもなくぜいたくなことかも知れません!
「水は冷たいし、たたかれたら痛いけど、お父ちゃんもお母ちゃんもそうなのかな」
「頭の中にはいろんなことが浮かんでくるけど、他の人はどうなんだろう」
「そもそも、どうしてこんな風に考えたり感じたりするボクがここにいるのかな」